大悟の砂時計のペンダントをご紹介! 飲料水 宅配 オーケンウォーター
ドラマ 愛の劇場「砂時計」TBSテレビ
砂時計
ドラマ砂時計、あらすじ第60回放送分、最終回です
TBSドラマ「砂時計」あらすじの紹介、第60回放送分です!!!
最終回です!!杏、大悟、藤、椎香、そしてあかねは…
杏は宝箱をかばんに詰め、少し歩いたあと振り返り家の中を見て「バイバイ…」そう言いて玄関へ歩いていきます。
杏が出てきたことに気がついた藤は立ち上がって振り返ります。
「藤君…」と藤に気が付いた杏、「帰るぞ、準備できた」と聞く藤。
「うん、でもちょっと寄っていきたい所があるんだけど」という杏に「寄って行きたいところ?」と藤。
「何、そんなにびっくりしてるの」「ここ、水瀬さんが島根に来たとき、初めてきた場所なんだよね」「もう15年近くまえか…」と浜から上がってきた大悟に言うあかね。
大悟は砂時計を握り締め、そして「あかね、おれ…」と言いかけると「私、同情は嫌」とあかねがさえぎります。
「大悟は知らないかも知らないけど、私の事好きになってくれる人、この世の中には沢山いるんだからねぇ」「大悟は私の事見くびりすぎだよ」そう言って、車椅子から立ち上がろうとするあかね。
大悟が「手伝おうとすると「いい!」と拒否し、よろけながら立ち上がるあかね、しかしすぐに転び、大悟が抱えます。
「すごいい?」「手を抜いててもここまで出来るんだもん、もっとちゃんとリハビリすれば、きっと歩けるようになる」「ごめん…、わたしぃ、ちゃんと歩けるようになったら、大悟がいなくような気がしてちゃんとリハビリしなかた」「…ごめん」と大悟に言うあかね。
大悟は、それを聞いて、「良かった…、ほんと良かったな…」という言葉が、あかねが歩けそうな事をほっとした表情で出ます。
「大悟…」と言い、大悟を見て顔をそむけるあかね。(大悟の本当に喜んでくれているのを見てあかねは感じたんでしょうね)
あかねを車椅子に座らせ、大悟が「あかね、俺ほんとは…」と言うのをさえぎるようにあかねが「あたしぃ、そんな、カッコ悪い人、いやだぁ」
と頬を押さえて言います。
自分の頬を拭く大悟にあかねは、少し微笑んでから「私、東京帰って、もっと大人の人探す」「私がわがわがまま言っても笑って相手にしないようなね」「私、夢もあるし希望もあるの、誰かに頼らないでも生きていける」「だから…さよなら…、自分の足で歩いていく」「だから…、大悟も、まっすぐに歩いていって」と悲しみを抑えるように少し上を見ながら言い、そして最後に大悟に微笑みかけます。
(あかね!!!!!!!つらいよぉぉ)
そして、あかねは東京へ帰るため車に乗るあかね。
「じゃあね…ばいばい」と大悟に言い「出してください」と車を出発させるあかね。
走りだした車を見送る大悟、するとあかねが車から顔を出し「あっ、かん、べぇーだ」と言いそれを見て少し微笑みますが、走り去る車を見ながら涙の落ちてくる大悟。
神社で絵馬を掛けた杏、「お待たせ」と藤に言い歩いていきます。
しかし、途中で立ち止まる杏。それに気が付いて藤が振り返り「どうした?」と聞きます。
「ごめん…あたし…、藤君とは一緒に行けない」杏はそう言って、部屋の鍵を藤に返します。
「私じゃあ…今の私じゃあ、藤君を幸せに出来ない」「おばあちゃんにね、言われたの…、相手の幸せだけを考えられるかどうか、自分の心に聞いてみなさいって」「私は、藤君にずっと甘えてきた…藤君のやさしさに頼ってばかりいた…、こんな私じゃ藤君を幸せに出来ない気がするの」「だから私…、強くなりたい、ちゃんと前を向いて歩いていけるように、だから…」そう言う杏。
藤は杏を見てやさしい表情で「わかった」と答えます。
「杏」と藤は言い「んっ」と答える杏に「最後は俺が見送る」「絶対振り向くなよ、じゃないとまた心配になる」という藤。
そして、「じゃあな」という藤に「ありがとう、藤君」と言った後「さよなら」と言い、歩いていく杏、そしてそれを見送る藤。
(藤ぃぃぃいいいぃい!!!!!!!!!!!)
大悟は握り締めた砂時計を見つめ、何か決心した表情で歩いていきます。
そして杏は以前砂時計を無くした小川を橋の上から見つめ、そして歩いていきます。
【ナレーション】『12才のあの時から本当にいろんなことがあった、悲しいことも全部私の中に降り積もってる。
いつも大悟のことが好きだった…ううん、違う、好きとか嫌いとかたいせつとかじゃなくて、大悟は私にとって生きる理由だった…大悟は、大悟は、私の全てだった』蘇る大悟との思い出。
東京に着いた藤は、待っていた椎香に「なんだよ、待ってるくらいなら一緒に帰ればよかったじゃないかよ」と言うと「まったぁ、心にもないことを」と言い「杏、ちゃんは…」と聞いてくる椎香。
藤が部屋の鍵を見せると「やっぱりねぇ、私たちってこういううんめいなんだよねぇ」と言う椎香。
「お前これからどうするぅ」と藤が聞くと「とりあえず杏ちゃんのアパート、荷物を片付けてから…」と椎香が言いかけた所で携帯が鳴ります。
「ごめん、電話」と携帯を見て、杏からの電話に少し放れたところに行き、電話に出る椎香。
「なに?どうしたの?」と聞く椎香に「ううん、どうもしないよ、そろそろ着いたかなと思って」と言う杏。
「お兄ちゃんも着いたよ」「お兄ちゃんから聞いた、これからどうするの?」と聞く椎香。
「うん、一つ用事済ませたら帰る」と言う杏に椎香は「そう…杏ちゃん…」と真剣な顔で言い「んっ?」と言う杏に「大悟君の所…行けば」と言います。
その時、藤に大悟から電話がかかってきます。
「俺っ」と出た藤に大悟は必死に「藤!頼む!最後の頼みだけん」と言います。
「なんだよ、またくだらない頼みじゃないだろうな」と言う藤に「杏、どこにおる、杏に会わせてくれ、頼む!」と砂時計を握り締め頼む大悟。
杏は椎香に「いいの、あたし、やっぱりすがってたんだと思う、大悟との思い出とかそういうのに、…でもそれじゃ駄目なんだよね」「本当に大切な思い出なら、本当に大切な人なら、出会えただけで感謝しなくちゃ」と穏やかな表情で答えます。
藤は大悟に「今度こそ悲しい思いさせないんだろうな」と言うと「約束する、だけん会わしてくれ!」
杏は「だから、いいの」と椎香に言い「杏ちゃん…」とだけ答える椎香、そして杏は電話を置きます。
藤は「杏、まだ島根にいるよ」と言い「えぇ」と言う大悟に「おばあちゃんの家だと思う」と教えます。
「分かった、ありがとう」と答える大悟に「大悟!えだ神社、絵馬見てみろよ、俺からの最後のプレゼントだ」と藤は杏が掛けた絵馬の事を教えます。
走って、神社に行き、杏の絵馬を見つける大悟、そこには『大悟が 絶対絶対 幸せになりますように 杏』と書いてありました。
電話を切り少し微笑む藤、「誰だったの?」と聞く椎香に「んっ、ちょっとな、おまえは?」と聞くと「ちょっとね」と答える椎香。
「なんだそれ」と藤「お兄ちゃんこそ」「ねぇ、これから飲みに行かない?」と言う椎香に「何でお前なんかと」と言います。
「ひどぉい、せっかく傷心の兄をかわいい妹がなぐさめようとしてるのに」と言う椎香、「お前になぐさめてもらったって、なぐさめになんないよ」と歩き出す藤。
椎香が駆け寄り「じゃ、友達紹介したげる、合コンしよ」と言い「お前は彼氏いるだろう、けんかしてる、年上の」と藤が答えると、「行こ行こ」とばつが悪そうに歩きだします。
「ふられたんだろう」と藤が言うと「それはお兄ちゃん!…もうお兄ちゃん、さっさと歩いてよう」と「はいはい」と言う藤をひぱって行きます。
大悟が神社で腰掛け、手の中の砂時計のペンダントを見て何か決心した表情をしたとき、雪が降ってきました。
「雪っ」と言い、見上げる大悟、そし立ち上がり見上げた後何か決心した表情をしています。
雪の積もった丘を宝箱を持って何かを探すように歩いている杏。
杏が立ち止まって、下をうつむいた時…「バシッ」と雪球が杏に当たります。
振り返る杏、そこには大悟が、砂時計のペンダントを首に下げた大悟が歩いてきます。
「大悟…」と言う杏に「また、俺に探させる気かや」と言い杏に近づく大悟は杏の所まで来て、ポケットから砂時計を取り出し杏に差し出します。
「それ…」と言う杏に「いくら無くしても、いくら捨てても、絶〜対俺が見つけてやる」「捨てたらいけん、捨てんといけん思い出なんか、俺たちの間には無いはずだが」と言う大悟。
杏は「違う…」「違うよ」「確かに、大悟と過ごした時間は大切だけど、その思い出にすがったら、私、また駄目になる」「あたし、強くなったの…、だから、大悟は大悟の幸せ考えて」「私の事なんか忘れて、大悟は大悟の幸せのことだけ考えて」と言います。
「俺、考えた」「おばあちゃんに自分の幸せ見つけろって言われて、考えた」「考えて…、俺、やっぱりお前じゃないと駄目だ」「俺と一緒におってくれ」「俺をぉ、幸せにしてくれ」と言う大悟を見つめていた杏はうつむき、首を横に振ります。
「杏…」と言って、草の枝を杏の顔に当てて上を向かせ大悟は「これ」と言って砂時計を見せます。
砂時計を逆さにし「積もっていった過去は、ひっくり返せば未来になる、すがっていただけの思い出も、ひっくり返せば未来につながる」「未来になるんだが」「なんにもせんでいい」「笑っとればいい」「隣で、笑っとるだけでいいけん」「お前じゃないと駄目だ」「俺と、一緒におってくれ」「俺をぉ、幸せにしてくれ」そう言って杏の手に砂時計を握らせます。
杏の中に蘇る12才の時の『「俺が最後まで一緒におっちゃるけん、俺がそばにおっちゃるけん、ずっとずっと一緒におっちゃるけん」そう言ってくれた大悟と抱きしめあった』あの時の大悟。
そしてうなずいて大悟を見つめる杏の目には涙がこぼれていました。
「幸せにする」「私が、大悟を幸せにする」そう言った杏、そして大悟、微笑みあう二人。
そして、大悟は杏を手を取り抱き寄せます、抱きしめあう二人。
そして、少しはなれ、そしてキスをする杏と大悟。
そして、うつむいた後微笑みあい、そして抱き締め合う二人。
…happy end
最終回です!!杏、大悟、藤、椎香、そしてあかねは…
杏は宝箱をかばんに詰め、少し歩いたあと振り返り家の中を見て「バイバイ…」そう言いて玄関へ歩いていきます。
杏が出てきたことに気がついた藤は立ち上がって振り返ります。
「藤君…」と藤に気が付いた杏、「帰るぞ、準備できた」と聞く藤。
「うん、でもちょっと寄っていきたい所があるんだけど」という杏に「寄って行きたいところ?」と藤。
「何、そんなにびっくりしてるの」「ここ、水瀬さんが島根に来たとき、初めてきた場所なんだよね」「もう15年近くまえか…」と浜から上がってきた大悟に言うあかね。
大悟は砂時計を握り締め、そして「あかね、おれ…」と言いかけると「私、同情は嫌」とあかねがさえぎります。
「大悟は知らないかも知らないけど、私の事好きになってくれる人、この世の中には沢山いるんだからねぇ」「大悟は私の事見くびりすぎだよ」そう言って、車椅子から立ち上がろうとするあかね。
大悟が「手伝おうとすると「いい!」と拒否し、よろけながら立ち上がるあかね、しかしすぐに転び、大悟が抱えます。
「すごいい?」「手を抜いててもここまで出来るんだもん、もっとちゃんとリハビリすれば、きっと歩けるようになる」「ごめん…、わたしぃ、ちゃんと歩けるようになったら、大悟がいなくような気がしてちゃんとリハビリしなかた」「…ごめん」と大悟に言うあかね。
大悟は、それを聞いて、「良かった…、ほんと良かったな…」という言葉が、あかねが歩けそうな事をほっとした表情で出ます。
「大悟…」と言い、大悟を見て顔をそむけるあかね。(大悟の本当に喜んでくれているのを見てあかねは感じたんでしょうね)
あかねを車椅子に座らせ、大悟が「あかね、俺ほんとは…」と言うのをさえぎるようにあかねが「あたしぃ、そんな、カッコ悪い人、いやだぁ」
と頬を押さえて言います。
自分の頬を拭く大悟にあかねは、少し微笑んでから「私、東京帰って、もっと大人の人探す」「私がわがわがまま言っても笑って相手にしないようなね」「私、夢もあるし希望もあるの、誰かに頼らないでも生きていける」「だから…さよなら…、自分の足で歩いていく」「だから…、大悟も、まっすぐに歩いていって」と悲しみを抑えるように少し上を見ながら言い、そして最後に大悟に微笑みかけます。
(あかね!!!!!!!つらいよぉぉ)
そして、あかねは東京へ帰るため車に乗るあかね。
「じゃあね…ばいばい」と大悟に言い「出してください」と車を出発させるあかね。
走りだした車を見送る大悟、するとあかねが車から顔を出し「あっ、かん、べぇーだ」と言いそれを見て少し微笑みますが、走り去る車を見ながら涙の落ちてくる大悟。
神社で絵馬を掛けた杏、「お待たせ」と藤に言い歩いていきます。
しかし、途中で立ち止まる杏。それに気が付いて藤が振り返り「どうした?」と聞きます。
「ごめん…あたし…、藤君とは一緒に行けない」杏はそう言って、部屋の鍵を藤に返します。
「私じゃあ…今の私じゃあ、藤君を幸せに出来ない」「おばあちゃんにね、言われたの…、相手の幸せだけを考えられるかどうか、自分の心に聞いてみなさいって」「私は、藤君にずっと甘えてきた…藤君のやさしさに頼ってばかりいた…、こんな私じゃ藤君を幸せに出来ない気がするの」「だから私…、強くなりたい、ちゃんと前を向いて歩いていけるように、だから…」そう言う杏。
藤は杏を見てやさしい表情で「わかった」と答えます。
「杏」と藤は言い「んっ」と答える杏に「最後は俺が見送る」「絶対振り向くなよ、じゃないとまた心配になる」という藤。
そして、「じゃあな」という藤に「ありがとう、藤君」と言った後「さよなら」と言い、歩いていく杏、そしてそれを見送る藤。
(藤ぃぃぃいいいぃい!!!!!!!!!!!)
大悟は握り締めた砂時計を見つめ、何か決心した表情で歩いていきます。
そして杏は以前砂時計を無くした小川を橋の上から見つめ、そして歩いていきます。
【ナレーション】『12才のあの時から本当にいろんなことがあった、悲しいことも全部私の中に降り積もってる。
いつも大悟のことが好きだった…ううん、違う、好きとか嫌いとかたいせつとかじゃなくて、大悟は私にとって生きる理由だった…大悟は、大悟は、私の全てだった』蘇る大悟との思い出。
東京に着いた藤は、待っていた椎香に「なんだよ、待ってるくらいなら一緒に帰ればよかったじゃないかよ」と言うと「まったぁ、心にもないことを」と言い「杏、ちゃんは…」と聞いてくる椎香。
藤が部屋の鍵を見せると「やっぱりねぇ、私たちってこういううんめいなんだよねぇ」と言う椎香。
「お前これからどうするぅ」と藤が聞くと「とりあえず杏ちゃんのアパート、荷物を片付けてから…」と椎香が言いかけた所で携帯が鳴ります。
「ごめん、電話」と携帯を見て、杏からの電話に少し放れたところに行き、電話に出る椎香。
「なに?どうしたの?」と聞く椎香に「ううん、どうもしないよ、そろそろ着いたかなと思って」と言う杏。
「お兄ちゃんも着いたよ」「お兄ちゃんから聞いた、これからどうするの?」と聞く椎香。
「うん、一つ用事済ませたら帰る」と言う杏に椎香は「そう…杏ちゃん…」と真剣な顔で言い「んっ?」と言う杏に「大悟君の所…行けば」と言います。
その時、藤に大悟から電話がかかってきます。
「俺っ」と出た藤に大悟は必死に「藤!頼む!最後の頼みだけん」と言います。
「なんだよ、またくだらない頼みじゃないだろうな」と言う藤に「杏、どこにおる、杏に会わせてくれ、頼む!」と砂時計を握り締め頼む大悟。
杏は椎香に「いいの、あたし、やっぱりすがってたんだと思う、大悟との思い出とかそういうのに、…でもそれじゃ駄目なんだよね」「本当に大切な思い出なら、本当に大切な人なら、出会えただけで感謝しなくちゃ」と穏やかな表情で答えます。
藤は大悟に「今度こそ悲しい思いさせないんだろうな」と言うと「約束する、だけん会わしてくれ!」
杏は「だから、いいの」と椎香に言い「杏ちゃん…」とだけ答える椎香、そして杏は電話を置きます。
藤は「杏、まだ島根にいるよ」と言い「えぇ」と言う大悟に「おばあちゃんの家だと思う」と教えます。
「分かった、ありがとう」と答える大悟に「大悟!えだ神社、絵馬見てみろよ、俺からの最後のプレゼントだ」と藤は杏が掛けた絵馬の事を教えます。
走って、神社に行き、杏の絵馬を見つける大悟、そこには『大悟が 絶対絶対 幸せになりますように 杏』と書いてありました。
電話を切り少し微笑む藤、「誰だったの?」と聞く椎香に「んっ、ちょっとな、おまえは?」と聞くと「ちょっとね」と答える椎香。
「なんだそれ」と藤「お兄ちゃんこそ」「ねぇ、これから飲みに行かない?」と言う椎香に「何でお前なんかと」と言います。
「ひどぉい、せっかく傷心の兄をかわいい妹がなぐさめようとしてるのに」と言う椎香、「お前になぐさめてもらったって、なぐさめになんないよ」と歩き出す藤。
椎香が駆け寄り「じゃ、友達紹介したげる、合コンしよ」と言い「お前は彼氏いるだろう、けんかしてる、年上の」と藤が答えると、「行こ行こ」とばつが悪そうに歩きだします。
「ふられたんだろう」と藤が言うと「それはお兄ちゃん!…もうお兄ちゃん、さっさと歩いてよう」と「はいはい」と言う藤をひぱって行きます。
大悟が神社で腰掛け、手の中の砂時計のペンダントを見て何か決心した表情をしたとき、雪が降ってきました。
「雪っ」と言い、見上げる大悟、そし立ち上がり見上げた後何か決心した表情をしています。
雪の積もった丘を宝箱を持って何かを探すように歩いている杏。
杏が立ち止まって、下をうつむいた時…「バシッ」と雪球が杏に当たります。
振り返る杏、そこには大悟が、砂時計のペンダントを首に下げた大悟が歩いてきます。
「大悟…」と言う杏に「また、俺に探させる気かや」と言い杏に近づく大悟は杏の所まで来て、ポケットから砂時計を取り出し杏に差し出します。
「それ…」と言う杏に「いくら無くしても、いくら捨てても、絶〜対俺が見つけてやる」「捨てたらいけん、捨てんといけん思い出なんか、俺たちの間には無いはずだが」と言う大悟。
杏は「違う…」「違うよ」「確かに、大悟と過ごした時間は大切だけど、その思い出にすがったら、私、また駄目になる」「あたし、強くなったの…、だから、大悟は大悟の幸せ考えて」「私の事なんか忘れて、大悟は大悟の幸せのことだけ考えて」と言います。
「俺、考えた」「おばあちゃんに自分の幸せ見つけろって言われて、考えた」「考えて…、俺、やっぱりお前じゃないと駄目だ」「俺と一緒におってくれ」「俺をぉ、幸せにしてくれ」と言う大悟を見つめていた杏はうつむき、首を横に振ります。
「杏…」と言って、草の枝を杏の顔に当てて上を向かせ大悟は「これ」と言って砂時計を見せます。
砂時計を逆さにし「積もっていった過去は、ひっくり返せば未来になる、すがっていただけの思い出も、ひっくり返せば未来につながる」「未来になるんだが」「なんにもせんでいい」「笑っとればいい」「隣で、笑っとるだけでいいけん」「お前じゃないと駄目だ」「俺と、一緒におってくれ」「俺をぉ、幸せにしてくれ」そう言って杏の手に砂時計を握らせます。
杏の中に蘇る12才の時の『「俺が最後まで一緒におっちゃるけん、俺がそばにおっちゃるけん、ずっとずっと一緒におっちゃるけん」そう言ってくれた大悟と抱きしめあった』あの時の大悟。
そしてうなずいて大悟を見つめる杏の目には涙がこぼれていました。
「幸せにする」「私が、大悟を幸せにする」そう言った杏、そして大悟、微笑みあう二人。
そして、大悟は杏を手を取り抱き寄せます、抱きしめあう二人。
そして、少しはなれ、そしてキスをする杏と大悟。
そして、うつむいた後微笑みあい、そして抱き締め合う二人。
…happy end